この記事は旧ブログに掲載したものを一部修正したものです。
自宅で洗うのが難しいアウター類、どのくらいの頻度でクリーニングに出しますか?
毎シーズン終わりに1回とか、汚れたら随時ってところでしょうか。着用回数が少なく汚れが目立たなければもっと頻度が少ないものもあるかもしれませんね。
そんな時、アンモニア水や中性洗剤を使って汚れを落としておくことで、シーズン中もスッキリと着ることが出来ますよ。今回はアンモニア水を使った簡易クリーニングについてです。今のところ濡らせるもの限定でしか行っていないので、失敗はないです。
アンモニア水はアルカリ性なので、皮脂汚れを落とすのに役立ちます。制服の他、背広、ダウンジャケットなど、丸洗いの難しいものに応用できます。

アンモニア水は薬局やドラッグストアで売っています。しかしあまり使われないアイテムなのか、私は3件ハシゴしました。近所で買えない方はネットショップでも買うことが出来ますよ。
手肌に刺激があるので必ずゴム手袋をしてください。また、アンモニア水は揮発性なので刺激臭があります。直接臭いを嗅ごうとしないでしないで下さい。換気出来る所で行ってください。アンモニア臭は乾けば消えます。
手順は以下のとおりです。
- 水1リットルにアンモニア水小匙1をよく混ぜる
- 洋服ブラシがあればブラッシング・叩き出すなどして衣類のホコリを払う
- タオルを1. の溶液につけてよく絞る
- 見えづらい場所を拭いて色落ちがないか確認する
- 特に汚れの気になる箇所を重点的に念入りに叩く・拭く
- 全体を拭く
- 乾かす
ゴシゴシこすると生地も傷みますので気をつけて下さい。潰れない生地なら念入りに叩くほうが良いと思います。潰れるような生地の場合は優しく当てる程度の方が良いでしょう。タオルが汚れてきたらきれいな部分に変えるようにしましょう。
今日は愛用のスプリングコート(白系)と寒冷地仕様ロングダウン(カーキ)を全体的に処理しました。

汚れているのに放置しておくと薄い色のアウターは襟・袖口・裾まわりが黒ずんで来て、クリーニングでしみ抜きしても完全には落とせなくなってしまいます。
汗かきだったり皮脂が多かったりと体質による汚れ具合でスパンはケースバイケースですが、早め早めにお手入れすることで汚れがひどくなるのを防げます。
ダウンはカーキ色なので汚れは目立ちにくいですが、拭き終わったタオルを洗うとアンモニア水が濁りました。ひょっとして色が移っているのかな?と思ったんですが、汚れがない部分を拭いたタオルは一見白いままで綺麗です。と言うことは濁りの正体はやはり汚れ…。

ちなみに寒冷地仕様ダウンはファーがついているのでファーのお手入れも自力で行っています。
手順にもありますが、洋服ブラシがあれば更に良いです。そのうちブラシについても書こうと思ってます。
週末から全国的に夏が戻ってきていますね。駆け足でやってきた秋が一瞬だけ遠のきました。それでも数日後にはまた秋が戻ってくるようですから、本格的に秋支度したいなと思っています。